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おとうちゃんのブログ
トリガーポイントって知ってますか?
2017.04.03
こんにちは。
たまには整体師らしい内容を書こうと思います。
当研究所で取り入れている施術技術のひとつであるトリガーポイント療法についてお伝えしたいと思います。
腰痛や肩こりなどの慢性的な痛みをお持ちの方には、身体のあちらこちらに硬いしこりがあるのをご存知でしょうか?
その硬いしこりを押すと響くような痛みがあります。ざっくりと言うと、そのしこりをトリガーポイントといいます。
慢性腰痛の場合、トリガーポイント(ある部位の硬いしこり)を押圧すると、辛い腰痛の痛みが再現したりします。
「トリガー」というのは英語で引き金という意味です。ピストルの引き金を引くと弾が遠くまで飛んでいくように、トリガーポイントを押すと離れた場所に痛みを感じます。
この場合の痛みを関連痛といいます。
トリガーポイントの一番大きな特徴が、「関連痛」を引き起こすということです。
これは辛い痛みのある場所に原因がなく、離れた場所にある硬いしこりが原因となっているという現象です。
この痛みは、神経の走行と関係なく現れる為に、「神経痛」ではなく、「関連痛」と呼ばれています。
慢性腰痛の痛みを飛ばしているトリガーポイントはお腹側の大腰筋やお尻の大殿筋にあったりします。
こんな場合、いくら腰をもんだりしても、気休めにしかならず全く痛みは和らぎません。痛みを飛ばす原因となっている大腰筋や大殿筋の硬いしこりを治療してあげることが必要となります。
(「誰でもできるトリガーポイントの探し方・治し方」より引用)
上の図では、トリガーポイントである黒点から斜線部分に関連痛が飛ぶということを示しています。
では、なぜこのトリガーポイントができるのかですが。これについては、まだ明確にわかっていない状況です。
ケガや筋への過負荷、そして精神的なストレスなどがいくつか重なって原因となっていると考えられています。
慢性的な痛みを和らげる為のトリガーポイント療法として、一番オーソドックスな方法が虚血圧迫法です。
単純にトリガーポイントを拇指などで強めに(痛すぎて患者に力が入らない程度)押圧する方法です。
この方法は痛みに強い人はいいのですが、そうではない人の場合にはかなりの負担となります。
指圧に慣れていて、痛気持ち良いを好む方は別として、当研究所ではお客様に負担のない痛みの少ない方法を取り入れています。
その方法とは、カウンターストレインと筋膜のつながりを活用した方法です。
カウンターストレイン、筋膜のつながりについては、次回以降にご説明させていただきます。