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おとうちゃんのブログ
「蛋白質」と「ビタミン」の重要性②
2018.05.05
前回、体内で10万種類の蛋白質が作られていることまでお伝えしました。
その10万種類の蛋白質を作る能力というものは、人によって生まれながらにして異なります。
免疫をつかさどる蛋白質を作る能力が低い人もいれば、蛋白質ホルモンの1つであるインシュリンを作る能力が低いがために、若くして糖尿病になってしまう人もいます。
でも、そのような能力の低さをカバーする方法があります。
それは、ビタミンやミネラルをたっぷり摂るということです。
ビタミンとミネラルは、蛋白質作りのサポーターであり、それらを体内に増やすことで苦手な蛋白質でもちゃんと作ることができるようになります。
とくに、蛋白質作りのサポーターとして大きなウェイトを占めているのがビタミンです。
少量のビタミンで作れる蛋白質もあれば、大量のビタミンが必要となる蛋白質もあります。
サポーターであるビタミンの必要量は、作成する蛋白質の種類によって、また人によってそれぞれ異なります。
10万種類もの蛋白質を作るのに、わずかなビタミンしか摂っていなければ、必ずビタミンは不足して、どこかにツケが回ります。
ならば、とにかく大量のビタミンを浴びるように摂取する事でリスクは避けられるという考えが、物理学者 三石 巌先生の言う分子栄養学における「メガビタミン主義」です。
この考えをわかりやすく説明するために三石先生が考案した「ビタミンカスケード」というモデルがあります。
「医学常識はウソだらけ」三石巌著から引用
カスケードとは、「段々滝」のことです。
その段々滝の上から下に向かって階段状に水車が並んでいる様子を思い浮かべてください。
この水車が回ることで蛋白質が作られます。そして、上から下に流れ落ちる水の役割をするのがビタミンとなります。
体内では10万種類の蛋白質が作られるわけですから、とんでもない数の段数と水車の数になります。
上から下に並べられた水車は人によって順序が違います。
インシュリンを作る水車が最初にある人もいれば、最後にある人もいます。
流れ落ちるビタミンの量が少ないと、上の方にある水車は勢いよく回りますが、下の方の水車は回りません。
ビタミン摂取が少ないと、下の方にある水車で作る蛋白質を作ることができなくなります。
一番下の水車まできちんと回らせるためには、大量のビタミンを流す必要があります。
このように考えますと、人体がフィードバックを行うためには、まず必要な良質の蛋白質を摂取すると同時に、体内でアミノ酸を並べ替えて、必要となる蛋白質を作るための大量のビタミンを摂取することが重要であることをご理解いただけるかと思います。
私は、日々肩こりや腰痛でお悩みの方々の施術をしています。
必要量の良質の蛋白質と大量のビタミンを摂取ができていませんと、
肩こりや腰痛になり易いことは勿論ですが、整体の施術を受けて一旦は楽になっても、また肩こりや腰痛がすぐに戻ってしまうことが起き易くなってしまいます。
日々、良質蛋白質と大量のビタミン摂取を意識してお食事をされることをオススメいたします。